極上の狭山茶
  日本酒や焼酎は、全国津々浦々の酒蔵が自分の名前で商品化する。規模が小さくても全国ブランドになる。
 ところが、日本茶は生産者の名前が出ない。「宇治茶」とか「静岡茶」とか産地の名を冠するか、大手の茶店の名で売られる。
 これはどうしてなのか、が私のかねがねの疑問であった。今、人々はおいしいお茶を求めているが、誰が作っているお茶がおいしいのか、求める道が閉ざされているのである。
 狭山茶は茶葉を生産する農家がお茶を製造し、多くは自分の店で売る、小規模、一貫生産・流通が特徴で、その意味では生産者の名で販売している。しかし、それを買うには狭山や入間まで車を飛ばして、その店を訪ねなければならないし、そもそもどの店がおいしいのかよくわからない。
 こうして、私は狭山茶を研究し始めた。そして現段階で、一番と推薦するのが、入間市の比留間嘉章さんである。
 比留間さんは、入間の手もみ茶保存会の会長で、全国てもみ茶の大会で毎年優勝かそれに準ずる成績を上げている。数年前、テレビ東京の「TVチャンピオン」の出演し、そのときの名から、「極茶人」を名乗っている。
 最近までTBSで放映された「夫婦道」も、比留間さんがお茶の技術指導をした。
 比留間さんも、普段は煎茶を製造し、今年8月の全国茶品評会でも煎茶10キロの部門で農林水産大臣賞を受賞した。全国の品評会で大臣賞をとるとは、まさに全国NO1ということである(よく「農林水産大臣賞」の看板を見かけるが、関東や県の大会でも同様の賞がある)。
 比留間さんの特徴は、とにかく研究熱心なこと。煎茶とウーロン茶などとの中間の製品などの開発にも挑戦している。
 当ギャラリーでは、茶器の関連で、お茶を扱うことにし、比留間さんの製品を販売します。
 最も手ごろな「茶師気質」、「さやまかおり」を置いています。お試しください。
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  比留間さん開発耐熱ホットグラス

 グラスに水を入れ、ティーバッグを入れ、電子レンジでチンすると、とびきりのおいしい日本茶が出来上がります。

 HARIOと比留間さんが共同で開発しました。
 価格 1080円、ティーバッグとのセットで1620円です。