三玄窯(中里重利)
   400年の歴史を持ち、唐津焼を支える中里家。中里重利氏は、唐津焼を再興し人間国宝であった12代中里太郎右衛門(無庵)の3男として生まれ、独立し唐津市郊外の小高い山の中に三玄窯を構えている。
  重利氏の作品は、もっとも唐津焼らしい唐津焼ではないだろうか。形、土の味、文様と、正統派の唐津を受け継ぐ厳しさが感じられる。それで、古唐津の陶工がそうであったであろうように、おおらかで奔放な一面がある。重利氏は厳格さ、繊細な美意識と、茶目っ気をあわせ持っておられるようにお見受けします。
  昭和5年生まれの重利氏は70代半ばにさしかかり、ますます円熟を増しています。(2015年逝去)
 当ギャラリーは、重利本人、窯作品を含めて、湯呑み、ぐい呑み、皿、向付け、茶碗、花入れなど、常設しております
  なお現在は、重利氏逝去に伴い、三玄窯は閉じ、長男の嘉孝氏が玄窯(げんよう)を開かれています。
 
中里重利 07.10
 
 
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 絵粉引唐草細小湯呑  唐津三島ぐい呑  絵粉引すすきぐい呑
     
 粉引花びらぐい呑  唐津小服茶碗  絵唐津煎茶碗
     
 四方草文垣根向付  絵唐津すすき四方銘々皿  絵唐津珍味銘々皿