無名窯(福田忠夫)
  「無名窯」とはよくつけたものだと思う。
 福田さんの野生味、反骨、謙虚さをよく表している。
 福田さんの陶芸家としての実力は、私が申し上げるまでもない。
 しかし、本人は「大家」となるのをためらう、屈折した心情の持ち主。
 その作品は、茫洋とした大きさ、枯れた味わい。
 これぞ、本当の焼き物の境地。
 今の時代になくなってきている、悠久のロマン。
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               陶歴
 昭和14年      朝鮮大邨生まれ
 昭和32年      有田工業窯業科卒業
 昭和37年            京都にて作陶開始、宇野三吾、岩淵重哉に師事
 昭和46年      佐賀県武雄に築窯
 昭和49年      日本伝統工芸展入選
 平成5年〜     新宿三越個展
 平成12年      NHK「焼き物探訪」出演