草場勇次・奈美子練り上げ器展 
   艸窯の草場勇次さん、奈美子さんご夫妻は、20221月、東京・池袋の東武百貨店池袋店で展示会を開きました。この機会に近況をうかがいました。
 

-最近はどのようなものを。

草場 幾何学模様です。以前は焼き締めが多かったのですが、最近は釉薬をかけるようにしており、ちょっと雰囲気が変わってきたと思います。薬をかけると色が鮮やかになります。

-奥さんは。

草場 やはり草花模様が多いですが、最近ネコのアクセント(小さい文様)を入れたりしています。 


草場奈美子作品

-息子さんも一緒に作陶されているのですか。 

草場 瑛人(えいと)。1982生まれで、アメリカでクラシックギターを専攻し、帰国してエイベックスなどに勤めていたのですが、2015年に有田に戻り、艸窯に入って一緒にやっています。


草場瑛人作品

-同じ練り上げ技法ですか。 

草場 そうです。「迷彩柄」が特徴ですね。息子は中学出てから航空自衛隊生徒隊に入学しました。その体験もあると思います。今、陶芸家仲間とバンドを組んだりもしています。 

-個展は、関東ではどこで。

草場 東武は毎年開かせていただき、20回近くになります。あとは、横浜のにっこう生活館というギャラリー。ここでは展示の他、ワークショップも開きます。

-有田は最近はどうでしょう。

草場 依然厳しいと思います。ただ、我々はどんどん外へ出て展開しており、有田では工房展示場とワークショップを開いています。