唐津焼の新鋭    藤ノ木陽太郎 

本ギャラリーで取り扱う唐津焼の土平窯、藤ノ木土平さんの息子さんの藤ノ木陽太郎さんが作家デビューした。2015年5月には、東京・銀座の黒田陶苑で2回目の個展を開いた。

 

―今おいくつですか。

 33歳です。

―一人っ子ですか。

 そうです

        


―これまでの経歴は。

 多摩美術大学を出まして、一年ちょっと東京にいて、それから帰り土平窯で修業していました。もうすぐ8年になります。

―最初から陶芸家志望だったのですか。

 大学では現代美術を専攻し、それもいいなとは思ったのですが、小さい頃から触れてなじんでいる焼き物の道が自然なのかと思いました。

―自分の名で作品を出し始めたのは。

 2012年です。

―黒田陶苑での個展は。

 13年に第1回を開かせていただき、今回で2回目です。

―作品はどういう点が特徴ですか。

 小さい頃から、干支の動物とか置物も作っていまして、今も動物を。食器から茶道具から置物まで幅広く作る人は唐津には多分いないのではないと思います。


                            


―他は伝統的な唐津焼と言ってよいですか。

 茶碗などはほとんど昔の写しから始めました。それからオリジナルのデザイン、形、絵も加えています。

―影響を受けた人は、

 父から、あまり現代のものを見るなと言われてきました。古い名品だけを参考にしています。

 
  藤ノ木陽太郎作品入荷しました。 (珈琲碗 6500)